私にできること -東北でのボランティア体験

11 Jul
6/22(木)と6/23(金)の2日間、宮城県の亘理町へ災害ボランティアに行ってきました。
亘理町は、宮城県南部にある沿岸の町です。宮城県の代表的な郷土料理、「はらこ飯」で有名な町でもあります。
「はらこ飯」は、鮭と、鮭の煮汁でご飯を炊き、その上にいくらをたっぷりかけた料理です。毎年秋になると、近郊からたくさんの人が、この亘理の「はらこ飯」を食べに来ます。
今回の震災では、海のそばにある多くの町と同じように、この亘理町も津波で大きな被害を受けました。
私が生まれ育った町は、亘理の隣にあります。幸い、私の町も家も、津波の被害はありませんでした。でも、もっと大きい津波が来ていれば、私の町もどうなっていたか分かりません。私には、今回の震災が他人事には思えませんでした。 だから、いつかこの震災を振り返ったとき、何もしなかったと後悔したくありませんでした。
亘理町でボランティアをするのに、事前の予約は特に必要ありません。朝の8:30までに亘理町のボランティアセンターへ行って、受付をします。私は8:20頃着きましたが、既にたくさんの人が集まっていました。ボランティアをしに来た人たちの世代は様々(20代~70代)で、男性が7割、女性が3割ぐらいでした。平日にも関わらず、2日間とも100人近くの人が来ていました。みんな休みを取って、日本全国からボランティアをしに来たそうです。私は今回が初めてでしたが、亘理でボランティアをするのは今回が2回目、3回目という人も多かったです。
8:30頃になると、ボランティアセンターのスタッフの人から、その日の依頼内容と必要な人数の発表があります。
ボランティアは、自分がやってみたいと思う内容に手を挙げて(=マッチング作業)、
集まった人たち(大体7~8人)とチームになり、簡単なオリエンテーションを受けます。
 
依頼の多くは、住宅の泥かきです。私は普段あまり運動をしないので、自分にもできるか少し不安でした。でも、体力に自信がない人や、女性でもできる依頼がいくつかありました。例えば、写真の整理(津波で流された写真を洗って乾かす)です。また、仮設住宅にチラシや物資を配りながら、何か困っていることがないか聞いて回るというボランティアもあります。ちなみに私の一日目の活動は、仮設住宅の人向けの無料バザー運営のお手伝いでした。
ボランティア2日目、私は住宅の床下にある泥かきをしました。
亘理町荒浜という、津波の被害が特にひどく、今でも通行許可証がないと入れない
地区での活動でした。当日は気温30度だったので、何度も水分補給や休憩をしながら作業をしました。
家の床下にもぐって泥をかき出し、袋に泥を入れ、外に持っていく、というのが主な作業です。地震から3ヶ月以上経ちましたが、また大きい余震があるかもしれません。実際、22日には岩手で震度5弱の地震があり、津波警報も出ました。
亘理町荒浜は、海がすぐ近くにある場所です。作業中はラジオをつけっぱなしにして、いつでも逃げられるように注意をしていました。結局その日は9:30頃から始まり、14:00頃に作業は終了しました。
作業中、3:20を指したまま、時間が止まっている時計を見ました。3月11日に、津波がこの町を襲った時間です。
この時計が示すように、津波の被害にあった場所は、未だに時間が止まったように感じました。私には、復興した姿や、それがいつになるのか、まだ想像できません。
そんな場所で、私一人が出来たことは本当に少しだけです。
それでも、微力は無力ではないはずです。少しずつ、泥をかき出した分だけ、復興に近づいたと思いたいです。被災地が復興するまでには、まだまだ長い時間が必要です。これからも、自分ができることを続けていきたいと思っています。
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