>シャッターがおりた

17 Apr

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先日、ウィーン在住の友人(日本人)からメールが来た。彼にはオーストリア人の妻との間に二人の子ども(11歳の女の子、9歳の男の子)がいる。彼のメールには次のようなことが書いてあった。

「6年前、東京にいたとき、上の子は日本の幼稚園に通っていし、社宅だったから同じ年ぐらいの友達もいて、けっこう日本語が上手だったんだけど・・・。ウイーンに来てから、すっかり日本語環境がなくなってしまったんだよね。今ではほとんど日本語を話さなくなっちゃったよ。子どもは学ぶのも早いけど、忘れるのもびっくりするほど早いもんなんだね。
自分もドイツ語を勉強しているけど、子どもたちのドイツ語についていけるわけがないし。こちらが日本語で話そうとすると、怖がって逃げられるしね。子どもとの間にシャッターがおりちゃった気がしたよ。」
彼が家族の中で一人ぽつんと取り残されている姿が目に浮かび、私はとても同情した。おそかれ早かれ誰もが反抗期という難しい親子関係を経験すると思う。しかし、それに言葉の問題も加わるとなると状況はさらに複雑だ。彼によると、いまは父として働く姿を見せ、スキンシップをとりながら父の愛情を伝える努力をしているという。子育てとはすぐに報われない努力を経験することなのかもしれない。
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