聞く力VS話す力

18 Feb

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日本人は自分の考えや本当の気持ちをオープンに言わないので、何を考えているかわからないとよく言われます。友人、夫婦といった個人的な人間関係、ビジネス、外交といった国際関係、いろんなレベルにおいて、これが原因で問題になることは多いようです。もちろん日本人にも自分の考えがないわけではないのですが、自分の気持ちを話しなれていないのです。ではなぜ話しなれていないか。それは、日本は自分の気持ちを積極的に伝えて相手に理解させることに価値を置く文化ではないからだというのが私の考えです。

日本には「あうんの呼吸」という言葉があります。これはXさんが「あ」と言っただけで、Yさんは「うん=わかりました」というような関係、つまりお互いをよく理解しあっているよい関係のことです。日本人はこのように多くの言葉を使わなくても相手の気持ちをわかってあげることがよいことだと思っています。そのため日本人は子どものころから気がつかないうちに、相手の言葉にかくれた意図を読み取る、つまり「察する」訓練をしてきています。これは会話でいえば、話すより聞く訓練をたくさんしてきたといえるでしょう。
それとは逆に、他の国では、話す訓練をたくさんしてきているようです。意見が対立すると、言葉を使ってなんとか自分を表現し、理解させることが大切だとすることが多いのではないでしょうか。外国の場合、成長段階で求められているのは、自分の考えを伝えるスキルを磨くことなのかもしれません。
「察する=よい聞き手」としての訓練をしてきた日本人、「伝える=よい話し手」としての訓練をしてきた国の人。お互いの国の背景となる文化や考えかたを理解するのと同時にこの違いをまず知っておくことも重要なのではないでしょうか。
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